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アフリカからの手紙
途上国の開発支援の仕事で、
世界中をまわられている大分市の田口正文さん。
62才ですがまだまだ元気。
現役バリバリで、今年の春からモザンビークに赴任されました。
私は「モザンビーク」という地名を聞いた時、
恥ずかしながら
「えーっと…アフリカのどっかだっけ?」
ぐらいの知識しかありませんでした。
でも皆さんにとっても、なじみの薄い国ではないでしょうか。
そこで田口さんに
“モザンビークでの暮らしぶりのレポート”を
お願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
『大分はーと』初の海外コーナーです。
地球の裏側からのメールをお楽しみください。
                 [担当:ゲン]

◆バックナンバー
第1回 モザンビークはブラジルだった!?
第2回 稲を荒らす意外な動物
第3回 オシャレなアフリカ女性たち

田口正文さん(灌漑水開発アドバイザー)

昭和20年生まれ。大分舞鶴高校卒業、東京農工大学院卒業。灌漑排水事業のエキスパートとして、30年以上にわたりアジア、アフリカ、中米など世界各国を渡り歩く。幅広い知識と豊富な経験をいかし、今なお第一線で活躍している。

第4回 モザンビークの食事情

私が過去に赴任したケニア、バングラデシュ、ミャンマーには
天然の酒があり、現地では「ローカルビール」などと呼ばれていました。
そしてここ、モザンビークにも天然の酒がありました。
サゴヤシの樹液を発酵させて作ったもので、
発酵の過程で味が違います(時間が経ちすぎるとかなり酢っぱくなる)。
冷蔵庫で冷やして飲むと、なかなかイケます。
またトウモロコシで作るチブクというにごり酒もありますが、
こちらは美味しくありません(度数は高いです)。
ショクエの人は男も女も昼間からチブクを飲んで陽気になっています。
街の人に聞くと、貧しくて仕事が無いから皆でにごり酒を作り飲むのだそうです。
ちなみにこの酒はビール瓶1本ぐらいのサイズで10円程度でした。

町にはマーケットが駅前と公設市場にあります。
そこでは野菜、バナナ、温州みかん、レモン、オレンジ、輸入物のリンゴ、
パパイア、魚(エビ、イカ、アジ、サワラ、カニ、テラピア…)などが
売られて賑わっています。その中ではアボカドが大きくて、
安くて美味しいかったです。これはオススメ。

ショクエはリンポポ米の産地ですが、現地では売られていません。
パキスタンから輸入された古々米が売られています。
時々この米を買って炊くのですが、水は2倍以上必要です。
冷えてしまうと乾いて硬くなり、おかゆやチャーハンにしようとしても、
とにかく硬くて食べられません。
仕方ないので、冷や飯を使う時は、同量の水を加え“二度炊き”します。
が、それでもおかゆにはなりません…。

ショクエの町にはレストランが5軒あり、その1つにラフィキ(友達)がいます。
店の主人はモスレムで、豚以外はアルコールでもなんでも出してくれます。
料理は鶏、魚、牛など肉類が主体で野菜類が少ない。
中性脂肪が上がりそうなメニューばかりです。
バリエーションが乏しく、魚も焼くかフライ以外に選択肢はありません。
2週間ぐらで飽きてしまいました。
一食あたり、だいたい650円ぐらいでしょうか。
こちらではかなりの高額です(そのくせ不味い…)。
なかなか、うまいものにありつけないのが実状です。 

                              田口正文


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