 |
| -- |
それで、息子さん夫婦とごいっしょにやるようになったわけですね。
|
|
| 奥様 |
いいえ、息子たちとは別に私たち夫婦のいちごハウスを
始めたのですよ。
|
|
| -- |
それはすごい!
|
|
| ご主人 |
退職してから何もすることがないので、息子夫婦が始めた
いちごハウスを家内と毎日手伝っていたのですが、
その結果、すっかりいちご栽培にはまってしまいました。
たしかに朝から晩まですることがたくさんあり
重労働ですが、自宅から3kmほど離れた畑へ来ると
自然がいっぱいで空気もおいしく
なんともすがすがしい気持ちになるのです。
そして、苦労して育てたイチゴを喜んでいただけると
掛け値なしに苦労が報われてうれしいのです。
それで私たちも本格的にやろうと考えはじめたわけです。
経験豊富な周囲の知人、友人に、
息子たちと一緒にすべきか、別々にすべきか、
相談いたしました。
ほとんどの方が別々に経営して、お互いにライバルとして
よい意味で競争しながらやった方が良いのではと
アドバイスをいただきました。
それで息子たちのハウスの隣に私たち夫婦の
いちごハウスを作ることにしました。
私たちのハウスは、知人から安く譲ってもらい、
約1年がかりで移築し、自分たちで組み立てました。
広さは8R(約240坪)あります。
※写真の左側道路側がご夫妻のハウス、
右奥が、息子さんのハウスです。
|

ビニールハウスの風景
|
| -- |
佐藤さんご夫妻と一緒に昼からの作業へと、ハウスへ
ご一緒いたしました。
ハウス周辺の畑には菜の花の黄色いじゅうたん、
そのすぐそばには小川が流れ、とてものどかな場所です。
しかも、車はハウスの入り口に横付けできるので
とても便利だそうです。
早速、ご夫妻の仕事場であるビニールハウスの中へ
おじゃましてみることにいたしました。
腰高くらいの高さの棚が30m位の長さで
奥に向かって十数列。
通路部分は、約90cm間隔で作業効率の良い幅に
並んでいます。
端と端では大声で呼びかけないと声が届かないくらいの
広さです。
ご夫妻は収穫の時期(10月から翌年6月位)だけでなく
毎日朝から晩までハウスへ出かけ、古い葉を摘んだり、
おいしいイチゴを育てるために摘果作業を行っています。
今日は、苗とイチゴの状態をチェックしながらの作業です。
あと10日位すれば次の出荷の予定だそうです。
|

ご夫婦のハウス |
| ご主人 |
ちょっとこれを食べてみて。
(熟れたイチゴを3粒ほど摘んできてくれました)
|
|
| -- |
少々、小粒のイチゴでしたが、果肉がしっかりしていて
果汁のみずみずしさが伝わってきます。
早速食べてみると、程よい酸味のあとから甘さが口に広がり、
いつもスーパーで購入する栽培イチゴとは違い、
昔食べた、野いちごのような濃厚な野生のおいしさが
ありました。
食べた感想をご主人に伝えると
満足そうに「そうやろう!」と
何度も確かめるようにうなずいていました。
※ 「さがほのか」は、平成3年に「大錦」を種子親に
「とよのか」を花粉親にして交配した
「佐賀2号」を「さがほのか」の名称で品種登録したもの。
今、市場で一番人気のいちごだそうです。
ところで、イチゴの苗はどうするのですか?
|

ビニールハウス内 |
| ご主人 |
毎日の仕事(摘葉摘芽・摘果)との重複作業ですが、
ランナー(芽がつるのように伸びてきたもの)を摘んで
小株を温室内で根付けします。
(正確には、収穫までのランナーは取り除き、
その後出てくるランナーを増殖します)
そして根付いたらハウスの外にだして苗として育てます。
その中から良い苗を育てて増やします。
(このハウスに必要な苗は約7000本) |

ランナー
|
| -- |
さすがに、専門的になってきましたね。
ライバルでもある息子さん夫婦に負けない
おいしいイチゴを出荷するには大変なご苦労があるのですね。
今までやってきて、何かおもしろいエピソードとかありましたか? |

イチゴの花
|
| ご主人 |
そうそう、
定年を迎えた友人夫妻が暇をもてあまし、
あるとき手伝いに来てくれました。
友人夫婦にとって初めての体験。(ちょっぴりピクニック気分!)
なかなかの重労働とあり大変そうだったので、
15分ごとに休憩をいれましたが・・・。
それでも友人夫妻は楽しかったようで、
また何時でも声をかけてと、お土産に持たせた
イチゴや野菜を手に喜んで帰って行きました。 (笑い) |

ミツバチ
|