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> 94才の太極拳おばあちゃんがいた!
大分に、94才の太極拳おばあちゃんが
いるって、信じられますか?
老後の人生をどう生きるか。50代を越えたあたりから、
このテーマは俄然、現実味を帯びてくる。
もちろん個人差はあると思うし、
「65才を過ぎてからマジメに考えるよ」と
意識的にこの問題から目をそむけている御仁もいらっしゃる。
その気持ちも理解できるが、生きている限り誰にでも
例外なく老後はやって来るものだし、そのことについて
真剣に考えることも大切ではないだろうか。それも明るく、前向きに。
あるデータによると、中高年の関心事の第一位は、断トツで「健康」。
ということは「健康に生きる」ことこそ、老後における我々中高年の
最大の願いであると言える。そんな理想的な生き方をしている
おばあちゃんが、大分にいらっしゃるのです。
その方は、大分市本神崎にお住まいの広瀬ヨシエさん。
今年で満94才というから、上に超がつく高齢者である。
しかも、このおばあちゃんの凄いところは、一週間に2度、
「太極拳」の教室に通い、健康維持に努めていると言う事実である。
94才まで生きるだけでも大変なことなのに、
太極拳を欠かさず練習しているなんて・・・。
大平先生とのツーショット
ストレッチにはじっくりと時間をかけて
これが94歳の柔らかさ!?
94才の現役!女性としては、
県下で最高年齢だそうです。
そこでおばあちゃんを訪ね、教室が開かれている、
神崎小学校の体育館まで出かけることにした。
とにかくこの目で確かめたいというその一心だけで。
おばあちゃんたちを指導をしているのが、
大平拙子(おおひら せつこ)先生。ご婦人の年齢を記すのは失礼になるため、
あえて伏せておくが、やはりお若い。これも太極拳の効用なのか。
早速、先生に取材をお願いすると、嫌な顔もしないで答えたくれた。
まず先生のプロフィールをお聞きすると、「私が太極拳の指導を受けたのは、
大分県太極拳協会の会長である、安部哲也(あべ てつや)先生です。
先生は若くして中国で太極拳を学び、
最初に大分県に導入したことでも知られています」。
またこの教室がいつ頃開設されたのかお聞きすると、
「この教室を開設してから16年ほどになりますが、
広瀬さんはその時からの生徒さんです。
私が担当するようになってから6年目ですから、この教室に関する限り、
ご年齢と同様に大先輩というわけです。
私の目から見ても、とにかく凄いとしか言いようがありません。
もちろん大分県では女性として最高年齢ですし、あくまでも私の推測ですが、
全国的にもこれだけしっかりと動ける人はいないと思います」。
優雅な動きが女性に人気の太極扇
本日の参加者全員で、ハイ!チーズ
若い人から元気がもらえると、
声をかけられるのがうれしくて。
最後にご本人からのコメントをご紹介します。
健康の秘訣をお聞きすると、「あまりクヨクヨ考えないこと。
人を当てにせず何でも自分ですること。
それに身体を動かすことぐらい。丈夫に生んでくれた母親には
感謝しています」と平然とおっしゃる。
またいつまで続けられるのかをお尋ねしたところ、
「いつまでと考えたことはありません。
明日かも知れないし、100才まで続けているかも知れない。
ただ一緒にやっている仲間たちとおしゃべりするのが楽しいし、
色んな大会に出場すると、若い人たちから元気がいただけると、
喜んでもらえるから続けられているんでしょうね。
もちろん健康にもいいしね」と笑顔で答えてくれた。
明るく、楽しく、前向きに。
これこそ健康で長生きできる極意かも知れない。
しかし、色々と嫌な出来事やしがらみの多いこの世界、
簡単なようで実践するのはなかなか難しいことだが・・・。
お話をひと通りお聞きしてから、早速、太極拳の練習を見せていただいた。
十分な時間をとってのストレッチから始まり、
素手、扇、剣と続く太極拳の練習メニュー。
途中30分程の休憩をはさむが、前後30分以上は動きっぱなし。
若い人でも相当ハードに思える運動を、94才のおばあちゃんは軽快にこなしていく。
凄い!信じられない!「健全なる精神は健全なる肉体にのみ宿る」。
この事実を94才のおばあちゃんから教えられ、
私は軽いめまいにも似た感動を感じつつ体育館を後にした。
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