
── わかりました。では洗顔のコツって、ありますか。
久積 洗顔料をよく泡立てて 顔の上にまんべんなく“乗せる”んです。垂れないよう、上を向いて。しばらくそのままジッとしてください。パックみたいな感じですね。
── え! そんなんでいいんですか?
久積 落ちるんだなー、これが。泡の表面張力で、汚れを自然に吸いだしてくれるんですよ。

- ダムブランシェで取り扱うメイク落としや洗顔フォーム。
── なるほど。洗顔で他に気をつけてほしいことってありますか。
久積 あたりまえのことなんだけど、ヘアバンドをつけてください。これはクレシングでも言えることなんですけど。ヘアバンドしないと、おでこの部分に洗い残しができますから。
── 洗顔のあとは、えーっと「保湿」ですよね。
久積 そう。商品はいろいろあるけど、「これじゃないとダメ」というのはありません。自分に合ったものを選べばいいと思います。で、お肌に水分入れてあげたら、蒸発しないように保湿クリームを塗る。あるいは美容液を使うのもいいでしょう。このへんは、肌質は人それぞれなので、選び方に向き不向きがあると思いますが。
── 保湿のタイミングって、結局、夜だけになってしまうんですかね。
久積 日中はお化粧してるから「できない」と思ってるかもしれないけど、大丈夫。顔の上にティッシュを乗せ、その上からミストをかければいいんですよ。霧吹きでね。今どきの化粧品ってよく出来てて、そのくらいなら化粧くずれしませんから。
── 「日中」と言えば、紫外線を気にしてる人もけっこういると思いますが。やはりお肌にはよくないんでしょうか。
久積 よくないですね~。紫外線は美肌の大敵。フェイスのカバーリングをすることはとても大事なことですよ。夏だけじゃなくてね。
── うーん、そんなに気を使わないとダメですか。私の子供の頃は、夏は日焼けしてるのが「健康的であることの証」みたいなイメージがあったんですが。
久積 今の紫外線は昔に比べ“強さ”が全然違います。残念ですけど。
── そうですか…じゃあ、ビーチバレーの選手とかは…
久積 ゾッとしますね。あんなに紫外線浴びまくって。その代償は必ず何年か後に出ると思いますよ。

- 紫外線の強い近年では、日焼けをするにも注意が必要なのだそうだ。
── 若々しい肌を維持するって簡単なことじゃないんですねえ。
久積 美容に対して真剣に取り組むのはいいことなんだけど、最近の傾向として感じるのは、みんな勉強し過ぎ。
── 今はインターネットで調べものが簡単にできますもんね。いろんな情報に煽られて「アレもダメ、コレもダメ」みたいな。
久積 「化粧品に何が入っているか」とか成分をチェックするのはいいと思うけど、ちょっと神経質になり過ぎだと思います。化粧品って、ある程度は防腐剤が使われているものなんです。けど、その防腐剤がどういものか具体的に確認しないまま「防腐剤が入ってるのは絶対ダメ!」とか決めつけてしまうと、そういう人にはどう説明しても聞く耳持たないですから。
── 自分で自分を洗脳してしまってるような感じですね。そういう、チカラが入り過ぎてる人がいる一方で、「美容」に対して無頓着な人もいます。
久積 あのね、なにごともそうだけど、努力なしに何かを得られるわけないと思うんですよ。トシを取ってくると回復力も衰えるし、若い頃以上に努力が必要になるのは当たり前のこと。
── はい。
久積 角質が生まれ変わるサイクルを「ターンオーバー」と言って、一般的に「28日間」と言われています。けど、熟年になるとそうはいかない。もっと時間がかかるでしょう。だからと言ってね「もうトシだから、しょうがない」と開き直ったり、あきらめたりしちゃダメですよ。キレイになることを投げ出してしまうと、どんどん老け込んでいくだけ。悪循環ですよ、そうなると。逆にきちんとお手入れを続ければ、効果は出ます。ぜひ正しい努力を続けてほしいと思いますね。
