
── 次に、久積さんのエステサロン「ダムブランシェ」について、お聞きしたいと思います。私の印象としては、解放感のあるお店だな、と。

- 明るくアットホームな雰囲気の待合室。リラックスできる空間で自然と会話も弾みます。
久積 リビングルームみたいな雰囲気にしたかったんですよ。お客様同士でもフランクにおしゃべりできるような。実際、そうなってますし。楽しい社交場みたいなものですよ。文字通り「サロン」ですね。
── エステの面で大事にしているポイントは?
久積 お客様ひとりひとりに合ったケアをすることですね。それぞれにあったアイテムを使い、エステを行っています。
── オーダーメイドみたいな感じですね。
久積 はい。人はみな個性が違うように、肌質もそれぞれ違います。またその日のコンディションによって肌の状態も違いますから。体温だって違うでしょ。
── ええ。
久積 だからお顔の温度に合わせて、こちらの手の温度も変えます。ふれてみて、私の手の温度より熱い人なら、まず手をお湯でしっかり温めてからケアします。
── ずいぶん、こまやかに対応されてるんですね。
久積 だって、冷たい手でさわられるのっていやな感じでしょ。逆に冷たい肌に温かすぎる手でケアするのも、肌にはよくないんですよ。
── さきほど奥様にもお話をお伺いしたんですが、けっこう遠方から来られるお客様もいらっしゃるとか。

- 奥様の久積充子さんも日本エステティック協会の認定フェイシャルエステティシャン。
久積 はい、ありがたいことに。
── あのー、失礼ですが「他店にはないすごいマシンが置いてある」とかそういうわけじゃないですよね。なのに、なぜそんなに支持されてるんでしょう。
久積 それはね、たぶんウチが“ただ単にエステをするだけのお店”じゃないからでしょうね。
── ん? それはどういうことですか。
久積 キレイになったり若々しくなることによって「気持ち」が満たされるわけですよね、エステって。肌をケアすることでハートがケアされるんですよ。
── はい。
久積 逆にね、キレイになれてももし気持ちが満たされなかったら意味がない。最終的に、お客様の心が輝くためのお手伝いをしたいんです。だから、お客様の話をよく聞くことにしています。
── エステ以外のお話をされることもあるんですね。身の上相談みたいな感じで。
久積 ええ。だから時には、エステはしないで「お話」だけして終わる時もあるんです。
── えっ。それじゃあ、料金頂けないんじゃないですか?
久積 そうですよ。
── 「そうですよ」って…(笑)。
久積 経営者としては確かに「うーん、それじゃあなぁ…」と思うけど(笑)。でもいいんですよ。そういう時もある。あのね、いきなり化粧品をテーブルにずらーと並べて、あれこれ説明して「これとこれとこれを使うのがいい」と言って売ってもダメ。その場のノリとか流れで買ったとしても、たぶんそのお客様は家で使わないと思います。使ったとしても、ちゃんとした使い方をしないでしょうね。

- 上品でおちついた感じのダムブランシェのwebサイト。
── まずお客様とのしっかりしたコミュニケーション…信頼関係が大事なんですね。久積さんって、カウンセラーのようだなぁ。
久積 なんかね「駆け込み寺みたい」とか言われることもあります(笑)。スキンケアという「美容」って、健康づくりにつながると思うんですよね。睡眠不足、偏食、ストレス…そういうのはすべて肌に影響しますから。肌の調子が健康状態のバロメーターになるんです。
──よくわかりました。いろいろプロの手の内を教えてくださりありがとうございました。
久積こちらこそ。これからは女性だけでなく男性も、スキンケアに気を配ってほしいと思います。なんだかんだ言っても、人って「第一印象」が大きいですから。身だしなみを整えるつもりで気軽にエステを利用してみてください。
