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> 大分ウォーキング事情【2】
11月26日午前6時起床。
さあ今日は待ちに待った
ウォーキングイベント初参加の日だ。
1週間ほど前に大分県ウォーキング協会の
事務所まで出かけ、イベント参加費それに
入会費を払ってきたし、
前日にはウォーキンググッズ一式を揃えて
おいたので用意は完璧。
軽い朝食を取り、勇んで自宅を出る。
最寄の牧駅からJRに乗り、
大分駅に着いたのは午前7時。
構内のコンビニでスポーツ紙と
日本茶のペットボトルを購入。
10分ほど前に集合場所に行くと、
もう大方の参加者が貸切バスに乗車している。
元気に「お早うございます。よろしくお願いします」と
転校生のような気分で皆さんに挨拶すると
全員の方から笑顔で挨拶を返してもらった。
午前7時30分、30人全員が揃ったようなので
いざ出発と運転手さんがバスを動かした直後に
女性参加者の黄色い声。「○○さんが来てる!」。
何と一人積み残して出発するところだった。
ウーン何となく今日一日が不安・・・。
車中にて新人紹介があり、再度、皆さんにご挨拶。
私ともう一人の女性が初参加であることを知る。
途中乗車の参加者を乗せる為、バスは別府から
由布院経由、九重町へと雨の中を進む。
途中、会長さんから「夢の大吊橋は、混雑が予想
されるため、反対口から渡ります」との説明がある。
およそ2時間後、筌ノ口温泉の案内板を
左折した所でバスを降りる。
ここからはバスは入れないという。
もちろんウォーキングイベントだから
歩くことに何の不満もない。
しかし雨足がこころなしか強くなったような気がする。
バスから降りて、20分?(時間の確認を
忘れてしまいました。すみません)程のウォーキング。
ズボン付のレインコートを持ってきて本当に良かった。
以前、久住登山をした時、やはり雨と風に遭遇し全身、
特に下半身が水まみれになった苦い経験から、
早速、購入したもの。
風のあたらない場所では傘をさしながらの
ウォーキングは、予想に反して快適なものだった。
とにかく周りの景色が素晴らしい。
棚田と数軒の農家、それに紅葉の森が
しっとりとしたコントラストを見せ、
まるで一枚の油絵を見る思いである。
重装備のせいか、寒さは感じないし、
空気も落ち葉の香りを含んで新鮮そのもの。
呼吸することが、こんなにも爽快だったのかと再認識する。
周りの景色を楽しみながら歩いているうちに、
明るく開けた場所に出た。
左手に夢の大吊り橋が見える。
なかなかの絶景である。
階段を降りて入り口へ。
全員が揃ったところで渡りはじめた。
意外だったのは、日本一という
390mの長さはさておいて、その幅の狭さ。
考えて見れば歩行専用の吊り橋だから
当たり前なのだが、大人3人が
やっと通れる1.5mの幅しかない。
写真等を見て、勝手に鳴門大橋のような
イメージを持っていた私が愚かであり、
恥ずかしくもあるが・・・。
しかし渡りはじめるとこれがなかなかの大迫力。
風のせいなのかどうか分からないが、
横揺れが凄い。それも中程に行くほど大きくなる。
元来、高いところが大好きな私だから、
覗き込むように真下を見ると
遥か下に鳴子川渓谷が広がっている。
また、左手には日本の滝百選にも選ばれた
震動の滝の雄滝と雌滝が、競うように流れている。
その様は雨のせいもあり、
水墨画のようなモノトーンの世界。
これはこれで風情があっていいものです。
しかし橋の途中で出会った
80歳前後のおばあちゃん、それこそ両手で
手すりにしがみ付きながら、
必死の形相で歩いていたけれど、
無事に渡り終えたのかしら・・・。
他人事ながらちょっと心配になった。
かくて10分程の初体験ゾーンの旅も終わり、
向こう側(正面入り口にあたる)にたどり着くと、
こんな悪天候にも関わらず、
観光客の長蛇の列が出来ていた。
最高の人出の時には2時間以上も
待たされたというのもうなづける。
会長さんのご判断はまさに大正解でした。
ますます雨足が強くなり、
風も勢いを増してきた。
縦列で道の右端を歩くのが基本だが、
参加者の多くはベテラン揃いなのか、
皆さん平然と歩を進める。
ちょっと油断すると前との間隔が開いて
しまうので、油断も隙もあったものではない。
少しずつ息が上がってくるのだが、
本来見栄っ張りの私はそのことを
悟られないように息を整える。
これもヘビースモーカーである当然の報いと
反省しながらひたすら歩く。
デジカメを持参したが、傘をさしての歩きでは
とても写せるような状況ではない。
天気が良ければ飯田高原の爽快な
景色を堪能できるのにと、
ツキのなさを少々悔やんだりする。
途中、数頭の牛と出会ったが、こんな天気の中、
なんとモノ好きな人間たちだとでも
言うような顔をして寄ってくる。
ダラダラと続く坂道を右に曲がると、
やっと休憩地点のやまなみ牧場が見えてきた。
汗ばんだ下着、濡れた靴下を取り替えてから
レストラン内の大広間で昼食タイム。
おにぎり2個とうどんという
簡素なメニューであるが、これが実に美味しかった。
そうなんです。人間、お腹が空けば
何でも美味しいものなんです。
昼食後、竹田市内を目指し、再びバスに乗ると、
皮肉にも薄日がさしてきた。
車中で会長さんから、
「これから13kmを歩きますが、
希望者は何人いますか?また緒方駅で
降りられる方は手を挙げてください」
との質問と確認があった。
それまでどうしょうかと悩んでいた私は、
意を決して「緒方駅で降ります」と
手を挙げた(この根性なし!)。
間もなく緒方駅近くに到着。参加者全員に
別れの挨拶をして、そそくさとバスを降りた。
こうして生まれて初めての私の
ウォーキングイベントは幕を閉じたのです。
中途半端なイベント体験でしたが、
雨ニモマケズ、風ニモマケズの
意義ある一日だったと思います
(実はそう思いたい、が本音です)。
さて、次回はどこを歩こうか。ご期待ください!
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