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| トップ > 旅 > 大分の祇園祭、3連発!> - その1:臼杵祇園祭 |
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| ■7月16日(日)午前11時過ぎ、JR臼杵駅のホームに降り立つ。 まず駅にて観光マップを入手。これが気ままな一人旅の基本ルール。 そして八坂神社までの歩く時間を駅員に聞く。 これもまた基本ルールのひとつ。 見知らぬ土地では誰彼となく道やお店を尋ねることにしている。 そうすることでその土地に暮らす人たちの人となりに ふれることができるし、あたたかさを感じることもできるからである。 さて駅舎を出ると、まず目に飛び込んできたのが石仏のレプリカ。 実物よりも明らかに大きくて迫力満点。 その石仏を背に海添川という名の小さな川を渡ると、 朱色の鳥居が見えてくる。 その鳥居をくぐるように左折すると港町商店街へ。 祭の初日だと言うのに実に閑散としている。 実はこの地方都市特有のスローで気だるい空気感が私は大好きなのです。 ふぐ料理で有名な山田屋を通り過ぎ、 商店街がつきる所で辻ロータリーにぶつかる。 何気なく右手を見上げれば、臼杵城の畳櫓が目に飛び込んできた。 断崖絶壁の岩山との組み合わせが実に良い雰囲気を醸しだしているので、 とりあえずデジカメに収める。 ■10分ほどで、八坂神社に到着。 そのロータリーを道なりに右折すると突き当りが目指す八坂神社だ。 ここまで来るとさすがに、半被姿の若い衆や観光客らしい人たちが 目についてくる。神社の大鳥居前には小さな山車や神輿(どれも子供用?)が 何台か置かれ、その出番を待っている。 その奥には2台の山車が控えている。 提灯にはそれぞれに掛町と畳屋町の町名が記してある。 これも後で知ったのだが、本町、新町、畳屋町、田町、横町、掛町、浜町、 唐人町と呼ばれる、八坂神社に近い町八町地区から当番制で2つの町が 順番に山車を出すことになっているそうである。 これらの町名も江戸時代にタイムスリップしたようで、 時代小説が大好きな自分にはなかなかいいもんです。 さて神社内に一歩足を踏み入れると、そこはもう祭り一色。 渡御(おわたり)の出発まであと一時間程である。 本社の前には3基の神輿が鎮座し、祭に参加する人、見物する人を問わず、 多くの人が思い思いに賽銭を投げ手を合わせている。 また神官の人たちも白装束に身を包み、町の世話役たちと談笑している。 一通りデジカメで撮影した後、再び大鳥居を抜け、大通りに出る。 来る時にはほとんど居なかった大通りの両側にはあっという間に 見物客であふれている。私も絶好の撮影&見物ポイントを求め、 道の端に座り込む。そこは日陰で風も通る特等席とみえ、 地元のおばあちゃんもいい場所を確保できたと本当に嬉しいそう。 ■総勢2,000人の渡御(おわたり)行列は壮観 午後12時30分、花火の合図とともに、待ちに待ったおわたり 行列の始まりだ。子供やその家族?たちの引くミニ山車やミニ神輿に 続いて50本の毛槍振りが登場。槍を片手に腰をちょっとひねるような 大股歩きが面白い。しかしやっている本人たちは相当に疲れると思う。 事実、観客から高校生には「ガンバレ」の声が飛ぶ。 この後、神官や巫女たちが続き、主役の神輿3基が登場。 みょうさや、ちょうさやの掛け声と共に神輿が左右に振られる。 その後老若男女を問わず多くの人たちが神輿の下をくぐり、 無病息災を願う。総じておとなしくやさしい神輿だと言うのが実感。 神田明神の神輿を観ている私にはちょっと物足りない気もするが、 これはこれで、いいのかも知れない。 ■それは一瞬の輝きをもって、私の心に感動の二文字を焼き付けた。 3基の神輿の後は、待ちに待った山車の登場である。 しかしその山車がなかなかやって来ない。 若い頃、恋人との待ち合わせで相手がなかなかやって来ない時のような もどかしい気分にさせられる。その理由はあとで分かったのだが・・・。 とにかく周りの人たちも辛抱強く待っているからには、 自分もあきらめるわけにはいかない。しばらくすると太鼓、笛、 鐘の音が聞こえ山車が遠くに見えてきた。 しかしそのまま近づくのではなく、 交差点の手前50メートルほどの所に止まってしまった。 ん、何で?しかも引き手は大人の屈強そうな男性ばかりなのに、 随分スローテンポでのどかな山車じゃないかなどと一人合点していると、 交通整理に当たっていた世話役や警官の人たちの表情が 一瞬にして変わった。交差点の真ん中には、 房のついた棒(正式名称があるんだろうが)を持った世話役らしき人が 周囲を油断なく見回している。また観客たちの表情にも緊張感と 期待感が浮かぶ。何だ、何だ、この雰囲気は?そして号令一発。 引き手たちが一気に走り、全力で綱を引っ張る。 山車は新たな生命を得たように躍動しながらスピードを上げる。 そして交差点をあっと言う間に右に折れる。 その間、時間にして10秒少々。観客からは大きなどよめきと拍手の嵐。 凄い!とにかくその一瞬に賭けたエネルギーの爆発が凄い。 久しぶりに鳥肌が立つような興奮を覚えた。 先ほどのスローテンポな動きはこの瞬間のための序章に すぎなかったのだ。今年の当番町である掛町、畳屋町二台の山車が その一瞬の走りを終え、行列は1km離れたお旅所に向かう。 私の臼杵祇園の祭り見物もここで終わり。 還御(おかえり)行列は6日後の22日だという。 祭の余韻を楽しむには珈琲店に入るのが一番。 お気に入りの茶房「長屋門」でアイスコーヒーでも飲んで、 私もおかえりとします。 |
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